小岩井農場の一本桜

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私の故郷、岩手県が誇る絶景「小岩井農場の一本桜」をご紹介させていただきます。

近年になってから若者を中心に人気が出たスポットです。私はゴールデンウィーク10連休の後半に岩手の実家に帰省したのですが、ちょうど満開ということでしたので、晴天の日を狙って出かけました。実家からは車で2時間くらいのところですが大渋滞でした。

晴天の空と雪が残る岩手山を背景に、広大な牧草地に満開の桜が一本だけと凛々しく生えています。青、白、緑、ピンクだけの世界で視界をさえぎるものは何もありません。自然が壮大な美しさをかもし出していました。これだけ美しいのは年に数日しかないそうです。

平成19年放送のNHK朝の連続テレビ小説「どんと晴れ」に登場し一躍有名になりました。

横浜で生まれ育だったヒロインが、岩手県盛岡市の老舗旅館に嫁ぎ、伝統と格式の中で孤軍奮闘し、仲居として働きながら女将修行をし成長していくドラマです。ヒロインが、この桜を見て勇気をもらうシーンが印象的でした。

ドラマがきっかけで、この桜は、心を癒やしてくれる、勇気をもらえる、悩みや悲しみを忘れさせてくれる、恋人と訪れれば幸せになれる、と口コミが広がったそうです。

小岩井農場のホームページ内には、以下のような説明がありました。

秀峰岩手山を背景に、小岩井農場の緑の大地に根を張る一本桜(樹種:エドヒガン)。詳しい樹齢は不明ですが、明治40年代 (約100年前)に植えられたと言われています。一本桜があるこの草地は、今は農場の牛などの餌になる牧草を収穫する畑ですが、昔は牛の放牧地でした。牛は暑さが苦手なので、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹」として植えられたものです。

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