枝豆御膳
私は岩手県の出身で、東北地方の郷土料理に、「ずんだ」(茹でた枝豆を潰して餡状にしたもの)があり、「ずんだ餅」や「ずんだ団子」は子供の頃のご馳走でした。そんな訳で私は枝豆が大好きなのです。コロナ禍の中、久しぶりの外食は懐石料理「かんざ」の”枝豆御膳”にしました。千葉・野田市で、枝豆の創作料理が食べられる、懐石料理「かんざ」。帝国ホテルで修行したオーナーシェフが自家農園で収穫した野菜を使用しています。
どのお料理も手の込んだものばかりで、とても美味しかったです。
枝豆のレシピの勉強にもなりました。
ご存じかも知れませんが、枝豆という植物が存在する訳ではなく、大豆と同一で収穫時期が」早いだけの違いです。日本で大豆ではなく枝豆として食べられるようになったのは江戸時代からだと言われています。「畑の肉」とも呼ばれる大豆と同様に良質なタンパク質を含み、他にもビタミンB1や葉酸、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維などが豊富に含まれています。また、大豆にはないビタミンCも含んでおり栄養価が抜群に高い食品です。タンパク質中のアミノ酸としては、解毒作用が期待される含硫アミノ酸(メチオニン、シスチン)や幸せホルモンであるセロトニン、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料となるトリプトファンの割合が比較的多いです。この他、女性ホルモン用物質であるイソフラボンや生活習慣病対策となるレシチンも含まれます。
日本料理ブームの影響もあり、2000年頃から次第に北米・ヨーロッパなどのでも食べられるようになり、世界でインターネット検索された『和食キーワードランキング』で「sushi」「ramen」に挟まれ、「edamame」が2位だったそうで、健康食として世界に注目されているようです。